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最近はテレビ番組や新聞でも、加齢に伴う難聴(老人性難聴)について特集が組まれたり、一般の人でも症状や対策がわかりやすいように報じられる機会が増えてきているように感じます。

高齢者(65歳以上)の人口が今年の9月現在の推計で2,819万人と過去最高になり、「超」高齢化社会を迎えている現在とあって、様々なことが「ひとごと」では済まされないことの現れなのかもしれませんね。

今回は今年の9月に「東京新聞」に掲載されていた記事をご紹介させていただこうと思います。

「難聴」がもはや「高齢者」のものではなく、病気や先天性の場合を除けば、現役世代にも忍び寄るものであることがとても分りやすく書かれています。

ある日突然に聞こえなくなる病的なものと違い、加齢に伴う難聴は年々少しずつ進行するために自分で自覚できないのがその大きな特徴と言われています。

自分の為にも、家族やまわりの人の為にも、定期的な聴力測定が大切なのだと改めて感じました。

「何て言った?」。そう聞き直すことが増えていたら、五十代でも加齢(老人)性難聴の可能性がある。気づかずにいると、家族や周囲とのコミュニケーションに影響が出て、関係もギクシャクしてしまう。(飯田克志)

「耳が遠くなる」というと、一般的に老人性難聴のことだ。言葉の印象もあり、高齢者の問題と思いがち。だが、「耳の機能の老化は三十歳から始まり、五十歳ぐらいからその影響が出始める」。関東労災病院耳鼻咽喉(いんこう)科の杉内智子副部長は、こう注意を促す。

加齢性難聴は、内耳にあり、音を拾うマイクのような機能を持つ蝸牛(かぎゅう)の老化が大きな要因。蝸牛の感覚細胞が減るなどして“感度”が落ち、高音から聞き取りにくくなる。

正確には、小さな音が聞こえにくくなるだけではなく、音がゆがんだり響いたりして、うまく聞き取れなくなる。例えば「さなか」が「ああな」、「さよなら」が「たよなら」と聞こえる。

加齢性難聴は外見的には分からない。聞こえない声や音には本人は気づかないし、生活に大きな影響がすぐに出ないため、自覚もしにくい。男性の場合、定年前に職場の会議などで困り始めても「『後二、三年がまんすればいい』という人が多い」と杉内さんは指摘する。

だが、症状自体は少しずつ進行する。話し手が数人だったり、急に話題が変わったりして、話が理解できなくなっても、頭の働きが鈍くなったと思い込むなど聴力低下とは結びつかない。

聞き取りにくさから、家族と話すことや電話の使用、人と会うこと、催しへの参加などが面倒になり、行動面への影響が出てくるという。

一方で、周囲の人も影響を受ける。第一生命経済研究所が今月発表した難聴に関する調査で、難聴者が身近にいる人の八-六割が、難聴者が「あいまいに返事する」「話についてこられない」「話を聞き違える」という経験をしていた。

本人が難聴を自覚していない場合ほど、周囲の人は「(会話の内容を)正確に伝えるのが難しい」という悩みや不安を感じている傾向があった。聞き取ることはコミュニケーションの基本だけに、家族らとの関係にも悪影響がでているようだ。周囲から「テレビの音が大きい」「聞き返しが多くなった」と言われたら要注意だ。

聞き取りにくさは中耳炎などのほかの疾患の可能性もある。健康診断で受ける聴力検査は調べる音域が限られている場合がある。杉内さんは「健康診断の聴力検査は大切。ふだんの会話で気になっているなら、まずは診療と精密検査を受けたほうがいい」と助言する。実際の加齢性難聴の対処は補聴器の使用になる。

周囲の人は、聞き取れないことを恥ずかしいと感じている本人の思いを理解して(1)文節、単語で区切る(2)聞き取りやすい言葉に言い換える(3)聞き取れているかを優しく確認-といったスローコミュニケーションを心がけることが大切だ。

音楽を聴く機会やさまざまな騒音が増え、加齢性難聴が始まる年代が早まっているともいう。誰にもいずれ起きる加齢性難聴。自覚することが第一歩のようだ。

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